ニューヨークのシェアハウスとは?その1「激安半地下シェアハウス」

アメリカ生活

アメリカ、ニューヨークで生活するための家。日本の用に部屋を借りるのですが、世界有数の大都市アメリカのニューヨーク!家賃が信じられないくらい高いんです。

そこで節約の為にシェアハウスをおすすめします。

日本でもシェアハウスが東京などによくあります。

あまりなじみがないと思いますのでなるべく分かりやすく紹介したいと思います。

生活費が困らない方は見る必要はないと思いますが、一人暮らしや節約したい方は是非参考にして下さい。

金額などはおおよそになります。

では、実際に経験したシェアハウスについて書こうと思います。

安さ最優先!激安「半地下シェアハウス」

家賃は1か月550ドルでした。水道、光熱費、インターネット料金全て込みになっています。

5階建てのアパートの地下1階。

現地スタッフの10人ぐらいいましたが、私が1番家賃が安いと言われました。

立地はクィーンズ、最寄り駅から歩いて5分くらい。

エアコンはありません。

暖房はアメリカ独自のシステムでセントラルヒーティングという、建物全体を温める設備が必ずあるので必要ありません。

当時、本当にお金がなかったのでとりあえず安さ優先で選んだのが「半地下シェアハウス」でした。

半地下?ってと思われると思います。最近だと「パラサイト 半地下の家族」という映画がありましたね。まさにそんな感じのシェアハウスになります。

ニューヨークの建物は大体地下室があります。

地下室を倉庫にしたりしているようです。半地下というだけあって完全な地下室ではないの部屋の上部、大体、高さ180㎝位の届くか届かないところに小さい窓があります。そこからわずかに見える景色で朝か夜か判断できます。開けて換気も出来ます。道路に面している窓があると、歩いている足元が見えます。不思議な気分になります。

居住スペースの紹介

アパートの1階の入り口から2重のドアを開け、地下のへ行く階段を下ります。

地下についたら靴を脱いでドア横の靴置き場に靴を置き、ドアを開け、居住スペースにはいります。

オーナーがアジア人なので靴を脱ぐ文化がありました。靴は置けても2足ぐらいのスペースしかなく、置けない靴は部屋に置きます。

私の生活していたシェアハウスは横長で10畳くらいのキッチンと併用したリビングルームがあり、そこからシャワー室兼トイレに行くドアがあり、別の壁に各部屋に行くドアが4つあります。

半地下を4人でシェアしていました。各部屋の広さは4畳くらいでベッド、タンスを置いたら座る場所がないくらいの広さでした。

家具は必要なものは最低限揃っていました。ベッド、机、タンス、その他収納。

ベッドの上で生活して、机を使う場合もベッドに座りながらになります。狭いながらも壁に棚やフック、突っ張り棒などがあり、オーナーさんの工夫で収納は多めになっていました。

キッチン兼リビングには共有の食事を食べる二人掛けのテーブル、イスが2つ。

炊飯器や電子レンジ、オーブントースター、フライパンや鍋など最低限の調理器具と食器。

冷蔵庫は1つ。冷蔵スペースと冷凍スペースをそれぞれ4人なので1/4ずつ使用します。

お風呂はバスタブはなく、シャワーとトイレが同じ場所にあります。。4人分のシャンプーなどを置く小さなラックが1つあります。

洗濯機はありません(大体ニューヨークの物件にはない、コインランドリーが主流)

リビングのみ業務用のエアコンみたいな大きな箱に太く短いプラスチックの蛇腹になっている排出口から冷気が出るタイプの物がありました。日本だと、たまに工事現場や外の売店などエアコンを設置出来ないような場所にあるエアコン?みたいなものです。分かりにくくてすみません。

窓はリビングのみで、シャワー室、トイレは換気扇のみ。

各部屋には窓はありません。

半地下に住んでみて

実際住んでみるといろいろな発見がありました。

まず半地下って夏は涼しく、冬は暖かいんです。夏でもひんやりしてエアコンなしでも大丈夫でした。これは意外だったなと思います。

常に温度が一定なのかも知れません。

ただ、窓がないのでずっと部屋に閉じこもっていると時計を見ない限り時間の感覚が全くなくなってしまいます。

何時なのか、今日は良い天気なのか、雨なのか雪なのか?など、まったく分かりません。

外出しようとしてドアを開けたら雨だった!って事は何度もありました。

半年も暮らしていると太陽が恋しくなって、ちょっと気が変になる?と言ったら大げさかも知れませんが、当時、休みの日は公園に行ってピクニックをして太陽の光をわざわざ浴びに行っていました。

結局1年しない内に、普通の窓のある200ドル高い部屋に引っ越ししてしまいました。

太陽って大切。自然を感じる事の大事さを個人的に学びました。

激安な部屋だけあって若い人が多かったです。

全員20代でした。

ニューヨークで日本系の会社で事務をしている方、ダンスの留学でマンハッタンのダンススクールに2年通う為に来た方、デザインを学びたくて専門学校に通う方。

学生は働けなので激安に集まるんです。

ただ,みな若く、学校の授業も夜間にあったりするのでパティシエの私とは生活時間帯がまるっきり逆で休みの日ぐらいしか顔を合わせる事はありません。

私は朝5時に起きて午後4時には仕事が終わってしました。極端な話、私が帰宅するころに起きて学校に行くルームメイトとあいさつを交わす、みたいな感じでした。

若い方が多かったので、掃除はとにかくしません。共有スペースがかなり汚くなっていました。

よくシェアハウスでは当たりの人、外れの人、などとルームメイトを評価したりします。ルームメイトによって生活の快適度はかなり変わってしまいます。それほど重要で、ルームメイトと性格の不一致で良い物件だったけど出ていく事は珍しくもありません。ニューヨークは個性的な人が多いですから。

一応掃除当番があって、ゴミ出しや共有部分の掃除、トイレットペーパーや手洗い石鹸の補充などがあり、共有スペースの備品は大家さんに請求して後でお金をもらう形になっています。

若い方々は大体イヤホンをつけて生活していたので地下一階は4人が住んでいるにも関わらずとても静かでした。私はおじさんなので普通にテレビを見たりしていたので音量には気をつけていました。

シェアハウスなのでトイレに行きたい、シャワーを浴びたい、ご飯を作りたい、など自分のやりたい時に出来ないストレスは非常にありました。

トイレを我慢する辛さといったら。。。

ですがしばらくするとルームメイトの行動パターンが分かってきて快適な生活が出来るようになります。今日は平日で皆、夜は学校だからキッチンを自由に長い時間使えるな!とか。

そういう時間を使ってカレーを大量に作って貯めたり、翌日の弁当を作ったりしていました。

家賃が安いってことはそれなりに理由があるんだなと思いました。

以上、ニューヨークのシェアハウスとは?その1「激安半地下シェアハウス」でした。

お役に立ちましたでしょうか?

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

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